亡くなったその夜は、枕の上座で「枕勤め」なるお経上げがあります。次に、翌日の通夜に向けて、故人のプロフィールづくりやご会葬者の祈りをささげる順番リストづくり、食事や布団、引き出物えらび等、通夜や告別式に向けた準備を葬儀社の方と打ち合わせます。この部分がしっかりしていれば、後は流れにまかせて、食事・通夜・写真撮影・食事・就寝・告別式・火葬・繰り上げ法要・引き出物渡しと流れます。
通夜では、写真の遺影だけではなく、スクリーンに在りし日の写真をスライドショー的に音楽にのせて紹介する斎場もあります。その場合、写真の選択やエピソードのまとめも必要です。就寝になっても家族や親族によって線香が絶え間なく漂うように見守りを交代でします。告別式では、昔のように釘でふたを固定することはしません。しっかりはまる上蓋をしめて、布カバーをするだけです。
火葬場に着いて、釜の中に遺体を入れるところを見届け、焼き上がったら箸でつまみながら骨壺に入れます。斎場に再び戻り、7回忌の繰り上げ法要を行います。その後、親族を中心としたご会葬者に引き出物を渡しお礼を述べて終わりとなります。宗教の違いや住んでいる地方による違いはあると考えられます。