悲しみの中にありながら慌ただしく葬儀を終えた後も遺族は、やらねばならぬことが山積みの状態です。故人がなくなり一周忌以降の月の命日にあたるのが祥月命日であり、祥月法要もやるべきことの一つになります。とはいえ現代人にとって、仕事や家事にお付き合いなど忙しい日々ですから、本当に亡くなったその日に合わせて法要をするのは難しいです。
でも亡くなった月であれば、命日といってもまだ幅があります。祥月命日にはそれなりの供養をすることになりますが、全国的にすべて統一をしているわけではありません。北から南まで地域性がありますし、もっと小さな家族という中でのやり方もあるためです。
田舎のように家の近くにお墓を持つこともあれば、都心住まいでお墓がとても遠いこともあります。昔みたいにどの家庭にも、大きくて立派なお位牌やお仏壇があるわけではありません。ご先祖様を供養することは大事ですが、生活を犠牲にすることはないです。
お仏壇を綺麗に掃除してフレッシュな季節の花を飾り、故人が好きだった美味しいし食べ物を丁寧にお供えすることでも立派な供養になります。また家族そろってお墓参りに行く、そして祥月命日祥月命日の日程に合わせての法事や法要をするのも、もちろん多いようです。